はじめに
この記事はGCI優秀者研修旅行のパリ編です。
GCI優秀者研修旅行とはなんぞや?という方はこちらをご覧ください。
パリ到着 - 夜まで
前の記事ではユーロスターでパリに向かうところで終わったのでその続きから始めます。
パリについたのはお昼すぎだったのですが、なかなかタクシーが捕まらず徒歩でホテルまで行きました。パリはひったくりが多いと聞いていたので内心結構警戒心強めでした。
ついてからしばらくホテルにチェックインできなかったのですが、荷物を置いたらすぐに次の訪問先のEcole42に向かいました。
Ecole42
Ecole42はパリにある私設のプログラミングスクールです。学校、と言っても卒業することで特別な資格がもらえるわけではないとのことでしたが、それでも毎年1万人以上の応募があるのだとか。その秘密はいくつかあるのですが、いくつか紹介しようと思います。
この学校の面白いところは先生がいないことです。いるのは生徒とスタッフだけで基本的に生徒たちは用意された課題(プロジェクト)を解いて行くという形で学習をして行きます。
生徒たちは上の写真のようなシステムを用いてプロジェクトを進めます。この水色になっているところがすでに完了済みのプロジェクトで、やや明るい灰色の部分がこれから始められるプロジェクト、暗い灰色の部分はまだ手をつけることができないプロジェクトです。このプロジェクトは、スタッフが用意したものもあれば、生徒が作ったものもあるとのことでした。
扱う内容は多岐に渡り、シェルの作成やWebプログラミングからOSやセキュリティ、アルゴリズム、果ては機械学習まで様々なものが用意されているとのことでした。
卒業の要件というものは明確に定められていないとのことでしたが、学生たちは入学するとまずピシーヌと呼ばれる一連のプロジェクトに携わることになります。この期間は、他の学生から助けを受けることができず自分一人でやり方を発見していかなければいけない期間ということですが、これを修了するとその後は、すぐにやめてもいいしそのまま続けても良いとのことでした。
さらにこのEcole42がすごいのはこの環境が無料で提供されていることです。この学校はフランスの大富豪による寄付で成り立っており、生徒たちは一銭も払うことなく居続けることができるとのことでした。
OECD
Ecole42での見学を終えた後、僕たちはOECDで松尾先生が講演をするのについて行きました。
ここでは、OECDに日本の様々な官庁から出向している官僚が集まっておりそこで松尾先生が人工知能の導入とその影響や各国の反応などを講演しました。僕たちはそれを傍で聞いているという形でした。
この内容に関しては、松尾先生がよく講演しているもの(年間200回以上同じ内容の講演をしているとのことでした)でしたが、それを聴く人たちの反応を見ているのはなかなか面白かったです。松尾先生も話し方を僕たち学生にするときとは少し変えていて、あとでそのことについてお聞きしたら話の掴みで何人かよくうなずく人を見つけておき、その人たちの反応を見ながら聴衆に合わせた難易度の話し方をするようにしているとのことでした。
食事
この日の夜はフランス料理を食べましたが、お肉とレモンキャビア?みたいなのが美味しかったです。
2日目-パリ観光とベルリンへの移動-
2日目はある程度の暇をいただいていたので、パリ観光をしました。朝早く起きた組はルーブルに行っていたようなのですが、僕の部屋は二人とも疲れが溜まっていたのかかなり遅くまでダラダラしていたので10時過ぎにホテルをチェックアウトして近場を回りました。
僕は部屋が一緒だったM2の人とその日は行動していました。その人はKaggleエキスパートだったので一緒にKaggleなどについて話しながらあちこちを回りました。最初に行ったのは近くにある運河です。上の写真だとなかなか綺麗に見えますが実は結構緑がかっていてややパリの印象から外れていました。
その後、ピカソ美術館に向かって歩きました。ピカソ美術館はそこそこ広く全部は見切れなかったです。
その後、空港に向かい、ドイツのテーゲル空港まで行きました。この日は基本的に移動が多い日でそのくらいしかしませんでした。
続きはベルリン編で・・・