ハネムーンでバリ島のリゾートホテルに泊まってきた
ハネムーン企画
入籍してしばらく経った2022年の12月半ばごろにハネムーンの企画を夫婦で行った。
コンセプトは「リゾートホテルでダラダラすること」。大学生の頃に家族旅行でプーケットを訪れたときのリゾートホテル体験がとても良かったので、それをまた体験したくなったという理由だ。 企画を夫婦で行ったと書いたけれど、実際には気がついたら妻が旅行先やホテルの候補選定、日程調整や航空券の手配などを済ませてくれていて、後は意思決定さえすれば旅程が確定するようになっていた。さすが外コンのマネージャー、とても頼りになります。
ホテル選びは、
- バリ島のNusa Duaエリアにあるリゾートであること
- All Inclusiveのプランがあること
で絞り込み、その中でサービスや価格設定で比較をした。最終的には、毎日アクティビティがひとつ選べる一方で、インドネシア資本なので価格設定が良心的な、Samabe Bali Suites & Villasでハネムーンスイートを予約することになった。
SamabeではAll Inclusiveプランの中に、1日1つシグネチャーアクティビティと呼ばれる遊び体験をできる。たとえば、
- 60分のマッサージ
- カタマラン(双胴船)でのピクニック
- ラクダ乗り体験
などがアクティビティには含まれる。
時期的には、GWの少し前から休みをとってGW中に帰ってくるような日程にすることになった。GWより少し前に出発することで航空券を安くすることができたり、混雑を避けられたりできる。帰りもGW中なので、万が一体調を崩したとしてもGW中にゆっくり回復できる。
1日目 - 到着 ~ Uruwatu寺院へ
4/26日の真夜中の便で羽田から出発して、クアラルンプールでトランジットし、バリ島へ向かった。デンパサール国際空港着は現地時間で12時ごろ。時差は1時間なので、全部で13時間ほど移動にかけたことになる。
空港でSamabeの人にピックアップしてもらい、30分ほど車で移動してSamabeに到着した。写真を撮り損ねてしまったが、道中のあちこちにヒンドゥー教の神様の像があって面白かった。
ロビーでチェックインを済ませた後は、バギーを使って部屋まで運んでもらった。
部屋はオーシャンビューで、広い風呂がついていたり、ミニバーがついていたりと快適に過ごせる工夫があちこちにあった。
部屋を一通り見て回った後は、部屋にランチを運んでもらった。All Inclusiveのサービスの中に、24時間いつでも要望をホテルに伝えることができるe-Butlerというものがあり、それを使って食べたいメニューを伝えると30分ほどで運ばれてきた。もちろんこれもAll Inclusiveに含まれているので値段も気にすることがない。
その後、初日のシグネチャーアクティビティとして、Uruwatu寺院で夕日を眺めるツアーに行った。ホテルが手配した車で1時間弱ほどでUruwatu寺院に着き、同じくハネムーンで来ていたアメリカ人夫婦と一緒にUruwatu寺院を巡った。
Uruwatu寺院は崖っぷちにあるため、崖からの景色がとても良かった。
多くの観光客が見に来ていてとても賑わっていたが、食料品と交換する目的で観光客から帽子やスマホ、メガネなどを奪うサルが寺院の敷地のあちこちを徘徊していて常時警戒をしている必要があった。
残念ながら夕日を見る前に雨が降ってきて避難したため、夕日を見ることはできなかったがあちこちでサルの様子を観察できて面白い体験だった。
初日はフライト後でとても疲れていたので、Uruwatu寺院から帰ったあと、All Inclusiveに含まれないマッサージを受けた。マッサージはBalinese, Swedish, Japaneseなどいくつかの種類から選べるものだったが、オイルを使うBalineseマッサージをお願いした。
その後、ホテルのレストラン "Rempah Rempah"で夕食をとった。Rempah Rempahではステーキやロブスターなど一般的なレストランでも出るようなメニューから、nasi gorengなどの現地料理まで様々なメニューがあった。昼間に食べたmi gorengがとんでもない量だったことから2人でそれぞれひとつずつメインの料理を注文すると食べられなくなりそうだと察して、メインディッシュ一つとサイドディッシュ一つ程度に済ませておいた。
2日目 - Wedding photo撮影
2日目はWedding photoの撮影が朝の9:30に入っていたので、朝の7時に起きて朝食をとった。朝食はビュッフェと注文して作ってもらえるアラカルトメニューの両方があった。
その後、迎えにきた現地フォトグラファーの人に連れられて車で5分ほどのGegar Beachに行きWedding photoの撮影をして貰った。
こんな感じの写真を1時間ほどかけて何枚もとってもらった。
この日はそのあと13:00からシグネチャーアクティビティのカタマラン(双胴船)ピクニックの予定が入っていたので、その後はしばらくプールサイドでダラダラしていた。プールサイドでもe-Butlerを通じて食べ物や飲み物を頼めるようになっていたり、ちょっとしたバーカウンターがあったりしてとても過ごしやすい場所だった。
その日は風があまり吹かなかったのでカタマランピクニックはキャンセルになってしまった。その分のシグネチャーアクティビティは別日にフットマッサージをやってもらうように変更してもらい、その日はその後ビーチに移動して、シュノーケリングやカヤック乗りを楽しんだ。
3日目 - Tulanbenでダイビング
3日目はホテルの外に出てダイビングに行く予定があったので、朝の5:30に起きて体験ダイビングのお店の人にピックアップしてもらった。朝食はホテルに頼んでお弁当を用意してもらい、ダイビングポイントに移動する道中で食べた。
ダイビングポイントはバリ島北東部のTulanbenというところで、ホテルは島の南端にあったため3時間ほど車で移動をすることになった。
Tulanbenはダイバーの間では世界的に有名なダイビングポイントということで、多くのダイバーが集まっていた。第二次世界大戦の時に日本軍の魚雷攻撃を受けたアメリカの輸送船リバティ号が岸からすぐのところに沈没しており魚の住処になっているためとても見応えがある場所だった。
途中で、自分の背負っていた酸素ボンベがエア切れになり、ガイドさんの副レギュレータを使うことになるというヒヤリハット体験もあった。後で聞いた話だが、ダイビングのライセンスを取る際にはエア切れを起こしたときのプロトコルというのもあるらしく、今回はまさにそれを使うことになったということだった。ダイビングは4回目だったが、残圧の確認など基本的なことをちゃんと知っておかないといつか事故に遭いかねないと感じ、ライセンスをちゃんと取ろうと思い立った。
ダイビングはお昼過ぎに終え、Tulanbenのレストランで食事をとった後、同じ道を辿ってホテルまで戻り、夕食をとった。その後、またシグネチャーアクティビティでBalineseマッサージを受けて、ホテルについているバーに立ち寄った。
4日目 - プールサイドでダラダラ ~ Cave dinner
4日目は夜までは特に大きな予定もなかったので朝からプールに行って泳いだり、プールサイドで本を読んだりしていた。途中で2日目のシグネチャーアクティビティの代わりに予約していたフットマッサージをプールサイドでやってもらった。
その後、プールサイドでアフタヌーンティーを注文した頃に雨がポツポツと降り始めたので、プール脇のバーカウンターに移動した。
この日は夜にシグネチャーアクティビティでCave dinnerというものを予約していた。Samabeが所有するプライベートビーチにちょっとした洞窟があり、その中でディナーを食べられるというサービスだった。
ディナーはコースになっており、スープや前菜、メインはいくつかのオプションから選べるようになっていた。メインでは肉も魚介も楽しみたかったので、ロブスターとステーキのプレートを頼んだ。
デザートにはもち米にマンゴーシロップがかかったものが出てきた。なかなか日本では味わうことがない味だったがとても美味しかった。
5日目 - ラクダ乗り体験とKoral restaurant
5日目も午後にシグネチャーアクティビティでラクダ乗り体験があること以外は特に予定がなかったのでプールサイドでダラダラとしていた。そろそろホテルのレストランにも飽きてきたところなので、e-Butlerを通じてふたつ隣のホテル "The Apurva Kempinski"の中にある水槽の中のレストラン "Koral Restaurant"を予約した。
ラクダ乗り体験はビーチでできる体験だったのでエレベーターを使ってビーチまで降りた。
その後夜までは適当に過ごし、レストランの予約の時刻が近くなったタイミングでSamabeのバギーを使ってThe Apurva Kempinskiまで運んでもらった。The Apurva Kempinskiはロビーが非常に荘厳な作りになっていて思わず呆気に取られてしまった。
写真からだとわかりづらいがロビーは非常に天井が高く、寺院のような構造物があちこちに立っていた。
また、Kempinskiはロビーが崖の上にあり、そこから階段状にスイートが配置されていて、崖の下にレストランやプールなどが配置されている構造になっていてとても見応えがあった。
Koral Restaurantは崖の下のプールの脇の地下に潜ったところにあり、入るとすぐ魚でいっぱいの水槽が目に入る作りになっていた。
食事はいくつかコースがあり、ワインのペアリングもできるようだったのでペアリング付きのシーフードのコースを頼んだ。味もさることながら、インスタ映えを意識した演出が効いていた。
水槽の整備をするダイバーさんが泳いでサービスショットを撮らせてくれる一幕もあった。
6日目 - Bali collectionでショッピング
6日目は帰国の日だったので朝に最後のシグネチャーアクティビティとしてマッサージを受けて12:00にチェックアウトを済ませ、荷物をホテルに預けてホテルから15分ほどのところにあるBali Collectionというショッピングモールに向かった。
Bali Collectionはフードコートなどもある大きな商業施設だった。まずはお昼にnasi campur (ナシチャンプルー)を食べた。ダイビングのお店の人が言っていたのだが、この「チャンプルー」という言葉は沖縄のチャンプルーと同じ意味らしく言語的に似通う部分があるそうだ。
残念ながらお店の様子は撮り損ねてしまったのだが、バリ島のお土産を売っている様々な店や外資系の企業の免税店などが立ち並んでいた。バリ島のお土産としては、高級コーヒーとして知られるコピ・ルアクや美容系のオイル、香りの良い石鹸、バティック柄の服などがある。
あちこちのお店を見て回り、それらのお土産を買い集めた。
その後一度タクシーでホテルまで帰り、ホテルの送迎用の車で空港まで送ってもらった。タクシーでホテルまで帰る際に軽くトラブったのだが、バリ島のタクシーは基本的に現金しか受け付けないらしく、途中で換金所に寄ってもらう必要があった。
帰りの航空便は19:20にデンパサール国際空港を発ってクアラルンプール経由で成田に朝の7時半ごろに到着するものだった。特にトラブルもなく無事帰国し、成田空港の中の吉野家で朝食を食べたとき、1週間ぶりの日本の味が少し懐かしかった。
6日間を振り返ってみると、とてもリラックスができて良い旅行だった。リゾートホテルで贅のかぎりを尽くした生活を経てお腹はだいぶ出てしまったが、すっかりリフレッシュされて今年も後7ヶ月頑張れる気持ちになった。