GCI優秀者研修旅行【ベルリン編】

はじめに

この記事はGCI優秀者研修旅行のベルリン編です。

GCI優秀者研修旅行とはなんぞや?という方はこちらをご覧ください。

1日目 テーゲル空港-夕食

前回はパリから飛行機でベルリンに向かったという話で終わっていましたが、パリからベルリンのテーゲル空港までは意外と時間がかかりついた頃には夕焼けが見える頃でした。よくヨーロッパは狭いという話を聞くことがあるのですが、ベルリンはドイツの中でも東寄りにあるので、距離でいうと1000kmほどあるそうです。

日本でいうと本州の約半分を縦に移動する感覚でしょうか?個人的には鉄道でフランスの田舎やドイツの田舎を眺めながら行きたかったのですがここまで長距離だと難しそうですね。

テーゲル空港についてからは、3、4組に別れてUberでホテルに向かいました。この旅行、今までの記事には書いていなかったのですが最初から最後までUberにかなりの頻度でお世話になりました。Uberの運転手も国によって色があるという印象で、フランスは賑やかな方、ドイツは静かな方が多かったです。僕の組ではなかったのですが、ほかの組だと運転手さんから少し遠回りするルートを通る代わりに少しお金を弾めば良いところを見せてもらえる、といったオファーを受けていたところもあったらしく、戦勝記念塔を見ているところもありました。

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戦勝記念塔

その後ホテルでしばらく待ってから、夕飯に行きました。夕飯は本場のドイツ料理店が食べられるところだったのですが、ドイツではじゃがいもがメインディッシュになり得ることを知らずに料理を頼みすぎて酷い目に会いました。その後松尾先生の提案で近場のラーメン屋に行きましたが、店員さんに日本人が多く遠い異国の地で店員さんと日本語と会話することができました。

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2日目- Merantix訪問

2日目は朝からAI系スタートアップ、Merantixを訪問しました。Merantixはベルリン市内にある社員数〜50名くらいのスタートアップで、メインの事業として自動運転の研究開発用シミュレータの開発を行っており、そのほかにも医療系画像からの自動診断などにも取り組んでいるようです。後から知った話ですが、Merantix自体はインキュベータとなっておりその中にいくつか事業を抱えていて、ある程度大きくなった時点で子会社化する、という経営手法を取っているとのことでした。

www.merantix.com


MerantixではCEOの方から企業における研究開発と大学における研究開発の違いにフィーチャした話を伺いました。CEOのRasmus博士は、ETHZ(チューリッヒ工科大)で博士を取っており元々研究者としてもやっていた方でしたが、Merantixを創業して現在は経営をやっているとのことでした。


話の内容自体はこちらのMediumの記事にまとまっていますので興味のある方は是非読んでみてください。

medium.com

その後は少し体調がすぐれなかったので一旦離脱したのですが他の人たちはまた別のインキュベータ施設を見に行っていたようです。

その夜は、オリンピアスタジアムでベルリン対ミュンヘンのサッカーの試合観戦をしました。

オリンピアスタジアムはヒトラー時代に建てられたということですが、かなり大きく立派な建物でした。

試合開始の1時間くらい前には現地入りしていたと思うのですが、すでに駅から競技場に向かう道には屋台が立ち並びザワークラフトやらカリーブルストやらビールやらを売っていて長蛇の列ができていました。

しばらく待ってから開場されたので入ったのですが比較的厳し目の荷物検査などがありテロを警戒しているのかな?と思いました。

自分たちはビールを中で買ったのですが1番大きいサイズは1Lでプラスチックの小さいバケツのようなものでドイツ人は飲んでいました。

スタジアムの中は上の写真のような感じでした。とにかくデカいの一言に尽きます。自分たちはミュンヘン側の観客席でしたが、ベルリン開催のためにミュンヘン側にもベルリン側サポーターの伏兵が紛れ込んでいました。


自分は普段特段にサッカーを見ないので詳しいことはわかりませんが、どちらのチームもとてつもなくハイレベルなのは分かりました。

その上でミュンヘン側が終始押し気味ではあったのですが、ベルリンの堅い守りを崩せずにしばらく攻防が繰り広げられちょっとした隙にベルリン側にボールが渡ったときに速攻でベルリンが点を取る、というパターンで結局ベルリンが勝ちました。

ベルリンのホームなこともあってベルリン側サポーターの治安があまり良くなく、ミュンヘン側が有利になったりすると盛大なブーイングが飛ぶなどサポーターを見ているだけでも楽しめました。

帰りの電車に乗るときに興奮しすぎたファン同士が乱闘をはじめかけて目の前で逮捕者が出ていたのが結構印象的でした。それだけ本場は加熱するということでしょうか?

3日目 -ベルリン観光-

3日目は土曜だったのもあって公式に訪問できるところがなかったので各人思い思いに過ごしていました。

僕は個人的に買い物をしたり観光をしたりとやっていました。

最後の日の食事はレストランに行ったのですが、そこで出されたワインが衝撃的な大きさでした。

ちなみに1番大きいものは5Lあるらしいです。幾ら幾らで買わないか?みたいに聞かれたのですが飲めなさそうだったので丁重にお断りしました。

まとめ

最後は日本に帰ってきたんですが、不思議なことに記憶が全くありません。

6ヶ月あいてのドイツ編投稿でしたが、やはりドイツは街並みの綺麗さや人の落ち着きが日本に近いものを感じました。

個人的にはイギリスの街並みが好きですが、ご飯の美味しさでいうとドイツが1番でした。

この研修旅行はスタートアップや、大学などを見てAI技術の社会実装をしっかりと目に焼き付けるという意味合いがあったのですが、プログラミングスクール(Ecole 42)やOECDなどにも行ったりと多面的な捉え方をできるように考えられていたと思います。

自分が将来どのような道に進むかはわかりませんが、この経験がなにがしかの影響を判断に与えそうだと感じました(事実、この後僕はMerantixの長期インターンに応募しています。残念ながら落ちてしまったのでその話はまた後日)